アクサルタ クロマックス センタリをおすすめしてみました!

とあるボディショップ様で、クロマックス センタリ塗料のデモンストレーションを行いました。
今回は、関西ペイントの1液型のハイブリッドecoという塗料、関西ペイントの2液型のPG80という塗料を、お使いのボディーショップ様へ、商品紹介+実車を使ってのデモンストレーション!

ボディーショップ様へは、前日までに、1液型、2液型の両方の塗料の原色を持たなくても、アクサルタ クロマックス センタリの原色を持てば、配合する樹脂を変えることで1液型にも、2液型にもなる塗料ですと、説明させていただきました。

ボディーショップ様は、あまりピンときていない様子でした。
私自身も、初めにメーカーの説明を受けたとき、良く理解が出来なかった事を思い出しました。
そんな事を思い出しながらも何とか説明を終え、デモンストレーションをみていただけることになりました。

デモンストレーション当日

ボディーショップ様からは、前日までにサフェーサー、マスキングまで仕上げていただいており、当日は調色+塗装のみのデモンストレーションを行いました。

測色作業

アクサルタ アクワイヤー クアンタムEFXという、現在、最新の超軽量、正確な測色で時間を短縮できる測色機を使います。
使い方は簡単!

  1. 車のボディーの色をカメラで撮り、そのデータを基にアクサルタが持ってる調色データの中から近い色を選んでくれます。
  2. アクワイヤークアンタムEFXをパソコンへ接続し、その画像データを基にパソコン内で約7色位の候補の中から、1番色味が近く思えるデータを選びます。

これだけ!

「データの選び方のコツ」

パソコン上の画像がないのでわかりにくいとは思いますが、念のため。

★クロマウェブデータ選択のポイント(参考)★
○ボカシ塗装がメインの場合
全体のバランスを考えて、1番上を優先に確認

○ブロック塗装(隣接パネル有り)含む時
優先順位は
⚫︎修正後のVciの数値が低いデータ
(同じ数値のデータがある時は車と同じメーカーの配合)
⚫︎Colorvalueエフェクトマッチが緑色
⚫︎Mi 黄色、ゴールド系、ブルー系などは1.0以下位が理想

■データーに目星をつけたら

○角度とグラフで色相と明度を確認する
⚫︎角度で、色味を確認する時は、フレークを外してNoneにすると見やすくなる!

○グラフはターゲットと配合の波形が交わってないもの

○調色を容易にするために
⚫︎15° 45° 110°の明度が同じデーター(同一方向の調色)
⚫︎15° 45°の明度が高く、110°の明度が低いデータ
(4530s(フロップコントローラー)や110°(スカシ)がメインで効果のある色で修正が安易)

調色作業

選んだ色で、トヨタ社アクア 082 のパールホワイト「通常の色より1行程多い塗装、俗にスリーコートパールと呼ぶ」の色をデータ通りに作り、ボディーショップ様へ確認したところ、「塗装範囲を考えると通常600g程の量の色を作る」との事でしたので、同じ量をカラーベース下色の白色と、パールベース上色のパール色を作りました。
色をVSチェックシートへ吹付けてからシートを確認していただきました。

見事に1発OKをいただき、トヨタ社アクアのリヤバンパーと、フロントバンパーの塗装準備が整いました。

調色の時間短縮にアクワイヤークアンタムをお勧めします

何度か、アクワイヤークアンタムを使ってのデモンストレーションをしていますが、以前のアクワイヤーⅡやRXとは違い、8割位の確率でお客様には1発OKをいただいております。
この調色作業に時間がかかり、半日、1日中調色してたなどの声は、良く聴く事があります。
1日何台もの塗装をこなすボディーショップ様へは、このアクワイヤークアンタムの導入は非常に時間短縮になります。

塗装作業

今回の塗装では、フェンダー等へのボカシ塗装は必要ないとの事でした。
作った色を、専用シンナー「JAB380標準シンナー」で希釈します。

センタリ6000[LE(低溶剤型)タイプの1K/2Kベースコートを使用します。
抜群の色どまりの良さで、コート数・塗料使用量・作業時間すべてを大幅に削減します。
データ使用の為、カラーベース、パールベース共に30%シンナー希釈します。

他に、1液塗料での塗装の場合、センタリ600[取り扱いが簡単な1K/2Kベースコート]という選択肢もあります。80%シンナー希釈します。
どちらの、ベースコートを選ぶかは自由ですが、私個人的には、ぼかし塗装が多い場合や、メタリックシルバーなどの場合は、センタリ600の方が好ましいです。

カラーベース、パールベースの塗装を行いました。
シンナー希釈後の重量は、共に780g!
カラーベースのコート数、3コート、パールベースのコート数、2コート。

今回はボカシ塗装がなく、ブロック塗装での作業になりましたが、本来であれば、ボカシ塗装での作業がある場合、もう少し作業時間がかかり、その他工程、塗料の使用料が増えると思います。

デモンストレーション終了

塗装後に、残量を軽量したら、カラーベース残、約250g!パールベース残、約320g!の残量になりました。
この残量に、とても驚いていらっしゃいました!

塗料の調色量、コート数、クリヤー塗装までの時間など、ほぼ全てにおいて削減できたことにも驚いていらっしゃいました。
今回のデモンストレーションでは、時間を正確に計測してなかったので次回は、しっかりと計測したいと思います。

その後、新商品のクリヤー「ウルトラパフォーマンスエナジークリヤーCC6700 湿気で硬化するクリヤー」の宣伝も兼ねてクリヤー塗装させていただき、デモンストレーション終了!

ボディーショップ様からは、まずまずの評価をいただき、導入を検討していただくとの返答をいただいております。
設置導入が決まった際にはブログで紹介させて頂こうと思っております。
近々、またデモンストレーションがあると思いますので、その時は、商品、車種、色等、反応もふまえて紹介していこうと思います。

クロマックス センタリに興味がある、興味を持った、デモンストレーションをみてみたいなどのご希望がございましたら、いつでもご連絡ください!
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