アクサルタ クロマックス センタリ 導入

2019/5/初旬
★アクサルタ クロマックス センタリ アクワイヤークワンタムでのカラー検索

まだ寒さの残る3月中旬、ボディショップ様の実車にてアクサルタのクロマックスセンタリと測色機アクワイヤ―クワンタムのデモンストレーションさせていただきました。

終了後には大変ご好評をいただき、約1ヶ月半、慎重にご検討いただいた結果、新規導入のお返事をいただきました。令和元年としては初の導入店となり、私も気が引き締まる思いでした。

クロマックスセンタリ塗料の導入、それに伴うミキシングマシンの設置と測色機のアクワイヤ―クアンタムのセットアップを行い、長くお使いだった関西ペイントのハイブリッドECO、PG80の撤去作業等も行わせていただきました。

私が言うのもおこがましいですが、スプレーマンの方は、ボディショップ様へ就職し、鈑金塗装業に携わり、関西ペイントの塗料を使い続けて約20年という深く慣れ親しんだ塗料からの切り替えでしたので、かなりの勇気と決断力を要したと思います。ボディショップの社長をはじめ、塗装工場の工場長、従業員の方々、私が自信を持ってお勧めさせていただいているアクサルタのクロマックスをご検討、導入していただきまして本当にありがとうございました。お客様に「導入の決め手は何でしょうか?」とお伺いしたところ、調色時間と塗装時間の短縮、材料費の削減、若手の育成との事でした。
お客様の決め手が、まさしく私のお勧めする理由で、ご理解いただけて本当に嬉しい限りです。

日々の調色時間を考えますと、アクワイヤ―クワンタムという測色機が非常にいい仕事をしてくれます。この商品はPCにインストールされた専用ソフトウェアと接続して使用します。インターネットに接続することで、アクサルタが数十年をかけて構築した世界有数の情報量を誇るカラーデータベースを使うことができ、700万色以上のカラーデータが自動的にアップデートされ続けているので、正確な調色作業が可能になります。また、実車を測色したデータとDVD内の豊富なデータを比較し最適配合が表示されると同時に必要であれば修正配合も表示されるため、調色作業のお手伝いもしっかりこなしてくれます。
また、お客様のカラーを登録をしておくことができ、加えてお客様名や車名、ナンバーも登録することができるので、リピーターのお客様をパソコン検索するだけで前回と同じデーターでの迅速な補修が可能になります。通常であれば、色見本と照らし合わせて色を合わせていくという、最初の段階でかなりの慎重な時間を要しますが、この測色機があればかなりの時間短縮になるので、なくてはならない一つになるのではないでしょうか?

材料費の削減というのも、クロマックスは顔料(原色)とバインダー(樹脂)に分かれているバインダーシステムというもので、原色はそのままで、バインダーを変えるだけで状況に応じて、その時に必要な塗料を作り出せます。そのため、国内で販売されているものに比べ在庫量を1/2~1/3に軽減することが可能になります。

数多くの塗料の中からお客様に合った塗料を選ぶ基準は様々だと思います。その様々な状況、環境に幅広く対応できるのが、クロマックス センタリのバインダーシステムです。センタリはどのような補修面積、車両のタイプと塗色、塗装の条件にも対応できるすぐれものです。

労力コスト時間の節約ができるように設計されたミキシングマシンは用途によって部品を取り換えることができ、塗装作業に適したシンナーやバインダーなどを使うだけで塗膜の品質を切り替えることができます。つまり、わずかな在庫で様々な塗膜品質と色を作り出せるのです。

また、どのような塗膜品質であっても短時間で乾燥しますし、約2回塗りで抜群の隠ぺい力を発揮するので、作業の負担も軽減できることになります。

お勧めの理由を簡単にお話しさせていただきましたが、実際に使い始めて実感していただけることが私の本望なので、これからのことを少し・・・

導入後の3日間程はクロマックスの商品をよりご理解いただき、不安なくご使用していただくために現場での作業などをお手伝いさせていただきながら、商品説明、取り扱い説明や、ご質問をお受けする、アフターフォローに入らせていただきました。

どんな商品でも使い始めは戸惑うことや、不慣れな点からの疑問などが多いと思います。センタリ塗料やクアンタム測色機を日々ご使用する中で、職人さんならではのいろいろな感触があると思うので1ヶ月程度で再度お伺いさせていただき、ボディーショップ様への更なるアフターフォローに努めさせていただきたいと思っております。

私どもも日々、お客様からの直接のお声によって常々、たくさんのことを学ばせていただいております。私どもにとってステップアップにつながる貴重なお声となりますので、些細なことでも構いません。ぜひお話をいただけたらと思います。
これからも宜しくお願いいたします。