クロマックスプロ デモ~導入~

鈑金塗装工場へのデモンストレーション

今回は塗装の方4人、鈑金の方5人の工場での水性塗料を実車でのデモンストレーションでした。

現在アクゾのオートベースプラスとオートクリルプラスの溶剤系塗料をお使いの工場で、約5年ほど前にアクサルタコーティングシステム(旧デュポン)のセンタリのデモンストレーションをさせていただいたことがありましたが、現場の反応は良かったものの、工場長(部長)がお気に召さなかったようで見積もりを提出したにもかかわらず、社長まで見積書がたどり着かず導入の話は進まずに終わってしまいました。

今回はクロマックスプロ水性塗料の導入のご検討をいただくために再度デモンストレーションをする運びになりました。2日間のデモンストレーションを終え、工場長とのお話では以前と同じ結果になってしまうことを予想し、社長へ直接アポイントを取りお話をさせていただきました。社長は水性塗料の導入はエコアクションの兼ね合いもあり前向きに考えてくださり、実際に使用されている同規模の工場の見学のご要望がありました。コロナ禍で難しい中、某ディーラー様の内製化工場への見学の許可が降り、会長をはじめ、社長、現場責任者、その他6名の方々と午前と午後に分けて2件の工場見学をしてきました。

その後ご検討いただき、約1か月ほどで水性塗料クロマックスプロの導入の運びとなりました。

アクゾノーベルの担当者様からはここの設備では水性塗料は無理だとアクサルタを批判していかれたようで、現場の方々は気分を害したのかもしれません。3か月ほど水性塗料をお使いいただきましたが、年配の方はクロマックスプロを使用せずにいる現状を社長が気にかけてくださり、現在の溶剤塗料のオートベースプラスオートクリルプラスの変更も視野に入れていくというお話もいただき、その後はこちらから現在の塗料とクロマックスセンタリの材料費の比較、カラーデータ別のコスト比較等の資料を提出しコストパフォーマンスや今後の塗料販売店との付き合いを考えてもご検討くださるとお話をいただきました。

現場の水性塗料を一切使わない方々からの反論はあると思いましたが、社長が個別に塗装責任者と塗料の変更について話し合った結果、責任者から自分が経営者であればアクサルタのクロマックスプロセンタリを使用すると話があったとご報告を受けました。理由としてはコストを考えてのことだと。正直塗料を変えることで自分の負担が増えることを理解したうえで約15年ほどアクゾをご使用していた方からのお話は悩んだ結果ではあったと思いますが、とても嬉しいものでした。

約一ヶ月ほど使用していただき再度お声をいただいたのが、今までと比べると格段に扱いやすいと。なぜそう感じるのか伺ったところ、失敗してもすぐにやり直しがきくし、調色の時間がかからないからとのことでした。

約3~4か月後・・・

アクゾノーベルの営業の方がシッケンズのセカンドブランドのレゾナールだと非常に安く出せるし、ほぼ変わらないからいかがでしょうか?と訪問されたそうですが、お断りしたそうです。もし、シッケンズ、オートベースプラスをお使いの鈑金工場で塗料代がお高いと思われるのであればお安くほぼ変わらない(メーカーの方が言っていたので間違いないと思います)レゾナールでも考えてみたほうがよろしいのでは?